沖縄のホエールウォッチング ツアーの取り組み

慶良間諸島や小笠原諸島に繁殖や子育てにくるクジラに、
ストレスを与えないよう協会では自主ルールを定めています。

 

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ホエールウォッチングの取り組み

取り組みについて

ホエールウォッチングで見られるザトウクジラは、毎年1月~4月にかけて子育てや繁殖の為に慶良間諸島や小笠原諸島など、暖かい海にやってきます。

繁殖や子育ての為に来ているので出来るだけクジラにストレスを与えず、邪魔にならないように、ホエールウォッチング協会では自主ルールを定めています。

ホエールウォッチングの取り組み

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沖縄ホエールウォッチングのルール

このルールは、座間味村周辺海域においてホエールウォッチングを行う際に、大切な自然資源である鯨類の行動を妨げないと共に、ザトウクジラの繁殖海域を保護することを目的として、座間味村ホエールウォッチング協会(以下、協会)が自主的に制定しています。

ホエールウォッチングボートとルールの拘束関係

(1)協会会員ボートは以下のルールを守る義務を有する。

(2)協会会員以外のボートには以下のルールを守るよう協力を求める。

ルール適用海域

このルールは座間味村各島沿岸10マイル以内の海域において適用する。

ルール適用鯨類

このルールは、ヒゲクジラ亜目及びマッコウクジラに適用する。

船舶(ヨット・カヌー等の動力船を含む)ルール

(1)減速水域:対象鯨より300m以内を減速水域とし、以下のルールに則る。

  • ホエールウォッチングボートは減速して接近する。
  • 対象鯨の進行方向を妨げるような操船をしてはならない。
  • その他、現在進行している行動を妨げるような操船をしてはならない。

(2)侵入禁止水域:対象鯨より100m以内を侵入禁止水域とし、以下のルールに則る。

  • ホエールウォッチングボートはこの水域に侵入してはならない。
  • 対象鯨が親子の場合、侵入禁止水域を500mとする。
  • 対象鯨から接近してきた場合は、低速で離れるか、停船状態とし、侵入水域から脱するまでこの行動をとる。

(3)隻数と時間の制限:ホエールウォッチング時において、ウォッチングボートは、以下のルールに則る。

  • 1頭または1群の鯨に対してウォッチングボートは3隻までとし、2時間を越えてはならない。4隻以上になった場合は進入禁止水域を200m以内とし、1時間を越えてはならない。
  • 親子鯨に対しては、30分以内とする。

(4)その他禁止行為:適用海域全域に於て、以下のルールに則る。

  • 海面遊泳を含んだ、海中でのウォッチングをしてはならない。
  • 海中に鯨類の鳴音及び類似音を発してはならない。但し船舶が発する通常の動力音は、この限りではない。
特例規定

非営利で、教育・調査・研究等で上記ルールによらず対象鯨類に接近する場合は、事前に計画書を提出し、協会の許可を受けなければならない。尚、特例許可船は、所定の特例旗を掲げることとする。

その他

その他、必要な事項は協会規則委員会において定めるものとする。

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