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くじらに会おう.jpトップ > クジラのまめ知識
地球の歴史の中で、もっとも巨大な生物はクジラなのです。
様々な恐竜の化石と比較してもクジラの巨大さは郡を抜いています。
その最大の大きさを誇るのは「シロナガスクジラ」です。
体長20~34m/体重100t~200tと体重に至っては成人男子の2860人分となります。
太古の生き物、恐竜で最大と言われていたセイスモサウルスでさえ体長33m/体重40t前後と言われているので、シロナガスクジラはセイスモサウルスの数倍の体重があることが分かります。
海で生きる哺乳類といえば、クジラやイルカ、ラッコ、アザラシ、セイウチやジュゴンなど多くの様々な生き物が暮らしています。
主には、陸や海で両方で生活するものや、海面で生活するものなど様々ですが、哺乳類で深海まで行く生き物は中々いません。理由として、肺で呼吸を行うと言う事が大きな理由でしょう。ですが、深海域まで潜る哺乳類がいます。「マッコウクジラ」です。
どのくらいまで潜るかというと、オスで約3000m以上深く潜ることまで確認されています。潜水時間は約1時間程にもなります。
クジラは哺乳類で肺呼吸をしている為に、時々空気を吸わないと窒息してしまうので、寝ている時は器用なことに、無意識のまま泳ぎながら水上に出て空気を吸って、沈んでを繰り返します。
居眠り運転状態ですね。
クジラが大きいのは体だけではありません。
世界最大のシロナガスクジラは声の大きさも最大級です。その声の大きさは数値にすると188dBとなります。ジェット機の離陸する時の音量が170dBなので凄まじい音量です。
この声で、シロナガスクジラは何千km離れた仲間とコミュニケーションをとることができると言われています。
また、声質は極低音で圧倒されます。
コミュニケーションの手段として使われる声ですが、ザトウクジラのオスは「歌」を歌うことがあります。
歌う理由として、メスクジラへの求愛といわれていますが、まだ謎な部分も多く解明されいません。
歌の音色はホイッスルのような高音域から低いうなり声の低音域まであり2~9種類の主題とメロディーがあり短い時で数分、長いときは1時間以上も歌われます。
繁殖期に歌われる事が多く、シーズンが深まるにつれて少しずつ変化していきます。
そして、次のシーズンには前のシーズンの終わりごろに歌われていた主題を歌う事が多いそうです。
ザトウクジラの歌う歌はどこか神秘的なものがあります。
ホエールウォッチングでは、船にはスピーカーを搭載しているショップもあるので、条件が良ければクジラの歌を聴くことが出来ます。
クジラの年齢は、耳垢栓や歯によって知る事が出来ます。大型クジラの方が、バンドウイルカ等の小型のクジラよりも長生きする様です。
生態研究が進み、平均寿命が解明されてきたのもいますが、野生動物の寿命を調べる事は難しいです。敵に襲われて死んだのか、自然死なのか、または病死なのか、状況の判定が難しいのです。そのため、平均寿命が分かっているものを示してみました。
シロナガスクジラ・・・110歳
ザトウクジラ・・・75歳
シャチ・・・50~100歳
マッコウクジラ・・・60~70歳
ミンククジラ・・・50歳
バンドウイルカ・・・40~50歳
ザトウクジラ等のヒゲクジラの仲間は、季節ごとに大規模な回遊をし、冬には冷たい海で、夏には暖かい海で過ごします。
北半球に住むザトウクジラの多くは、夏の間、エサが豊富にある緯度の高い寒い海で暮らし、冬になると緯度の低い、暖かいさんご礁のある海で出産と子育てをします。